大人女性の髪のお悩みガイド

白髪染めの成分表示、どう見る?ジアミンフリーという選択肢

PR本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれます。広告掲載について

白髪染めのパッケージの成分表示を見つめる大人女性をやわらかく描いた水彩イラスト風のアイキャッチ

ドラッグストアの白髪染めコーナーで、パッケージの裏側にびっしり並んだ成分表示を眺めたことはありますか。カタカナの成分名が並んでいて、正直なところ何が書いてあるのかよく分からないまま、いつも同じ製品を選んでいる方も多いのではないでしょうか。

ところが、以前は平気だった白髪染めで、最近になって頭皮がピリピリした、赤くなった、というご相談は珍しくありません。「なぜ急に」と戸惑う方も多いのですが、実は成分表示の中に、その手がかりが隠れていることがあります。今日は、白髪染めの成分表示の読み方と、「ジアミンフリー」という言葉が指しているものについて、順を追って整理していきます。

まず知っておきたいのは「ジアミン」という成分のこと

結論からお伝えすると、白髪染めで頭皮のトラブルが起きやすい方が注目したいキーワードのひとつが「ジアミン」です。正式にはパラフェニレンジアミンなどと呼ばれる酸化染料の成分で、多くの酸化染毛剤(いわゆる白髪染め・ヘアカラー)に使われています。

ジアミンが選ばれてきた理由は、空気に触れることで発色し、髪の内部でしっかりと色を定着させる性質にあります。少ない使用量で濃くきれいな発色が得られるため、白髪をきっちり染めたいというニーズに応えやすい成分です。その反面、肌への刺激やアレルギー反応の原因になることがある成分としても知られており、繰り返し使用するうちに反応が出やすくなるケースも報告されています。

「今まで平気だったのに、急にしみるようになった」という変化は、体質そのものが変わったというより、同じ成分に触れ続けたことで感作(かんさ)と呼ばれる反応が起きやすくなった可能性が考えられます。だからこそ、パッケージに毎回パッチテストの案内が書かれているのです。「前回大丈夫だったから」と省略せず、そのつど確認する習慣が、これからも安心して染め続けるための土台になります。

白髪染めの成分表示からジアミンの有無を確認する3つの手順を示した図解

成分表示は、どこをどう見ればいいのか

白髪染めのパッケージには、多くの場合1剤・2剤それぞれの全成分表示があります。文字が小さく情報量も多いため、すべてを理解しようとすると挫折してしまいがちですが、見るべきポイントを絞れば決して難しくありません。

ひとつの目安は、成分名の中に「ジアミン」という文字が含まれているかどうかです。代表的なものに、パラフェニレンジアミン、トルエン-2,5-ジアミンといった名称があります。これらが1剤の成分表示に記載されている場合は、酸化染料としてジアミンが使われている製品ということになります。

一方で、近年は「ジアミンフリー」「ノンジアミン」と明記された製品も増えてきました。こうした製品は、ジアミン系の酸化染料の代わりに、別の染色システムを採用しています。パッケージの目立つ位置に表示されていることが多いため、店頭で見比べる際の分かりやすい目印になります。

もうひとつ知っておきたいのは、ジアミンフリーであることと、まったく刺激がないことはイコールではないという点です。染毛剤にはジアミン以外にも、髪を膨らませて薬剤を浸透させるためのアルカリ剤や、酸化を助ける成分などが含まれています。ジアミンによる反応がなくなったとしても、他の成分に対する感受性は人によって異なります。「ジアミンフリー=完全に安全」と思い込まず、これまでと同じようにパッチテストを行うことが基本になります。

ジアミンフリーを選ぶと、何が変わるのか

ジアミンフリーの製品を検討するとき、気になるのはやはり仕上がりの違いでしょう。染色の仕組みが異なるため、発色の出方や色持ちの感覚に違いを感じることはあります。しっかりとした濃い発色を最優先にしたい方にとっては、従来の酸化染毛剤のほうが好みに合う場合もあるかもしれません。

一方で、頭皮への負担を優先したい方、過去に染めた際にかぶれた経験がある方にとっては、ジアミンフリーという選択肢を試してみる価値は十分にあります。色の入り方や持続期間は製品によって幅があるため、パッケージの説明や、購入前のサンプル・お試しサイズがあればそちらで確認してから選ぶと安心です。

美容室でカラーをしている方は、次の来店時に「以前しみたことがある」「ジアミンフリーのメニューはあるか」と相談してみるのもひとつの方法です。市販品を選ぶ場合よりも、髪と頭皮の状態を見たうえで、薬剤や塗り方を調整してもらえる可能性があります。セルフカラーとの使い分けとして、負担が気になる時期だけ美容室でジアミンフリーメニューを試してみる、という組み合わせ方もできます。

ジアミン入りの白髪染めとジアミンフリーの白髪染めを比較する図解

表示を確認する習慣が、次のトラブルを防ぐ

白髪染めのたびに全成分をすべて読み解く必要はありません。ただ、「ジアミンという成分が入っているかどうか」「ジアミンフリーの表示があるかどうか」という2点だけでも意識できると、製品選びの視点が変わってきます。過去にしみた経験がある方は、そのときに使っていた製品の成分表示を確認しておくと、次に避けるべき成分が分かり、選び直しがしやすくなります。

もし今、染めるたびに頭皮の赤み・かゆみ・ヒリつきを感じているなら、我慢して同じ製品を使い続けるのではなく、まずは使用を中止して、成分表示を見直すところから始めてみてください。それでも改善が見られない、症状が強く出る、繰り返し起こるという場合は、自己判断で市販品を試し続けるのではなく、皮膚科への相談を検討することをおすすめします。頭皮の状態を実際に確認してもらうことが、これからも無理なく白髪と付き合っていくための、いちばん確かな一歩になります。

よくある質問

Q.ジアミンとは何ですか?
A.ジアミンは、酸化染毛剤(ヘアカラー)に広く使われている酸化染料の成分名の総称です。空気に触れると発色する仕組みを持ち、しっかりとした発色と色持ちを実現するために使われています。一方で、肌への刺激やかぶれの原因になることがある成分としても知られています。
Q.ジアミンフリーの製品を選べば、頭皮への負担は考えなくてよいのでしょうか?
A.ジアミンフリーはジアミン系の酸化染料を使っていないという意味であり、他の成分による刺激やアレルギーの可能性がなくなるわけではありません。どの製品にもパッチテストの実施が案内されているのは、ジアミンの有無にかかわらず個人差があるためです。刺激を感じたことがある方ほど、事前のテストを省略しないことが大切です。
Q.成分表示はパッケージのどこを見ればよいですか?
A.多くの製品では、外箱やボトルの側面に全成分表示があります。酸化染毛剤の場合は、1剤・2剤それぞれに成分名が記載されていることが一般的です。パラフェニレンジアミンなどジアミンを含む成分名が記載されているか、あるいは『ジアミンフリー』『ノンジアミン』といった表示があるかを確認する方法が分かりやすいでしょう。
Q.ジアミンフリーの白髪染めは、色持ちが悪いのでしょうか?
A.染料の種類が異なるため、発色の仕組みや色の入り方には違いが出ることがあります。一般的には、しっかりと染めたい方にはジアミン系の酸化染毛剤が選ばれやすく、負担の軽さを優先したい方にはジアミンフリーの製品が選ばれやすい傾向があります。どちらが優れているというより、優先したい軸によって選び方が変わるものです。
Q.美容室でもジアミンフリーを選べますか?
A.取り扱いは美容室によって異なりますが、ジアミンフリーやノンジアミンのメニューを用意しているところは増えています。過去にかぶれた経験がある場合は、来店前に伝えておくと、薬剤の選択や塗り方で配慮してもらいやすくなります。

関連記事

白髪の染め方に迷う大人女性をやわらかく描いた水彩イラスト風のアイキャッチ

白髪が気になってきたら|染め方の選択肢と頭皮にやさしい選び方

白髪が気になりはじめた大人女性へ。ヘアカラー・ヘアマニキュア・カラートリートメントなど染め方の選択肢を、色の入り方・色持ち・頭皮への負担の3つの軸で整理し、自分に合う方法を選ぶ考え方をお伝えします。

コラム一覧へ戻る